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LINEが試験的に送信メッセージを削除できる様にするみたいですが…


みなさん、お元気でしょうか?
 

ここ数日、テレビなどで話題となっている
『LINEで送付したメッセージを24時間以内なら相手のスマホからも削除することができる!』
は、ご存知の事と思います。
 

誤送信したメッセージを削除できるのは大変良いこと! のほか、
LINEによる『いじめ』の証拠隠滅ができるのでは? と、懸念する人もいますね。
 

そもそも、AさんのスマホからBさんのスマホへ送ったメッセージは、
直接スマホ~スマホへ送られている。と、勘違いをされている方が多い様です。
 

実は、Aさんのスマホから送付されたメッセージは、簡単に言うとLINEのサーバへ保管されて、
その後に、Bさんのスマホに届きます。

ということは、メッセージ内容は、すべてLINEのサーバに残っているのです。
 

削除とは、エンジニアでは、論理削除と物理削除の2通りを使い分けます。
 

論理削除は、削除要求されたメッセージに削除したよ!と、目印を付けるのです。
そうすることで、あたかもそのメッセージが無くなったようにふるまうことができます。
物理削除は、文字通りデータを完全に消し去ることを言います。
データ量にもよりますが、エンジニア心理として物理削除はあまり選択しません。
何故なら、復旧ができないからです。
 

論理削除でも、相手のスマホから誤ったメッセージが消えるので良いことですが、
『悪意のあるメッセージを送った人は、
 削除しても何処かにエビデンスとして残っている可能性があることを肝に銘じることですね。』
 

LINEは楽しく使い、悪用しないことが一番大切です。